スマートロックとは何?デメリットは?タイプや選び方などを徹底解説
鍵の施解錠やオートロックなどをスマートフォンで操作できるスマートロック。玄関の鍵に後付けするだけの簡単施工で、家の出入りが楽になるだけでなく防犯性にすぐれていると話題を集めています。設置を検討しているものの、さまざまな製品があるので自宅に合うスマートロックの選び方を知りたいと考えている人は少なくないでしょう。
この記事では、スマートロックのメリットデメリットと選び方について紹介します。スマートロックに関する主なQ&Aもぜひ参考にしてください。
目次
Part1. スマートロックとは
スマートロックとは、玄関の鍵部分に専用の機器を設置してスマートフォンから玄関の鍵の施解錠ができるシステムを指します。シリンダー錠やディンプルキーといった差し込み式の鍵は不要で、スマートフォンで管理する手軽さや導入費用の安さからスマートホーム化の最初の一歩として導入するケースが増えています。
Part2. スマートロックのメリット
玄関の鍵に後付けするだけで利用できるスマートロックには、さまざまなメリットがあります。主なメリットを5つ紹介します。。
玄関の鍵の施解錠をスマートフォンで操作・管理できる
スマートロックはスマートフォンで玄関鍵の施解錠の操作ができます。物理的な鍵の差し込み動作は必要ありません。外出後に鍵を閉め忘れたか気になったとしても、その場でスマートフォンを使ってロックしているかを確認できるのでとても便利です。
鍵の施解錠履歴を確認できる
専用アプリやWebサイトを経由してスマートロックの施解錠を管理するため、操作履歴がすべて記録されています。誰がいつ頃玄関ドアを開けて出入りしたのか、履歴を確認するとすぐに把握できるようになっているので防犯面でも安心です。
ハンズフリーで鍵を開けられる
スマートロックは暗証番号や指紋認証などによって解錠するため、鍵を鍵穴に差し込んで施解錠する必要がありません。重い荷物を持っていたり子どもを抱っこしていたりしても、スマートフォンを玄関ドアに近づけるだけで施解錠できます。
セキュリティ性能が向上する
鍵穴に差し込む鍵が必要なくなるので、外出先から帰宅した際に鍵の紛失や持ち忘れによって自宅に入れないといった問題が起こりません。家族それぞれがシステムへのアクセス権限を持っていれば、家族の帰宅時間が異なってもスムーズに自宅に入れます。
簡単に導入できる
スマートロックは、従来の鍵のようにシリンダー交換を行うタイプもありますが、玄関ドアの内側に貼り付けて使う貼り付けタイプが主流です。
戸建住宅はもちろん、玄関鍵の交換が管理規約で禁止されていることが多い集合住宅や交換できる権限がない賃貸住宅でも簡単に導入できます。
Part3. スマートロックのデメリット及び利用する場合の注意点
簡単に導入できて玄関鍵の操作や管理がとても楽になるスマートロックですが、導入によるデメリットもあわせて確認しておきたいですね。スマートロックのデメリットを4つ紹介します。
電池切れや故障が起こると解錠できない
導入コストがかかる
スマートロックの一般的な価格は1~2万円前後です。加えて、家族がカードキーやリモコンキーなどを使うなら1つにつき5,000円から1万円前後、定期的な電池交換に必要な電池代が年間2,000円前後かかります。
通信環境が不安定だと動作しにくい場合がある
スマートロックにはGPS機能が内蔵されており解錠時に作動しますが、GPSが受信しにくいと誤検出などが起こって玄関の施解錠がスムーズにできない可能性はゼロではありません。
鉄筋コンクリート造のマンションや玄関が外に面していない内廊下型のマンション、周囲に高層ビルが多い都心部の住宅では不具合が起きる場合があります。
設置できない玄関錠がある
スマートロックはほとんどのサムターンに対応できますが、ドアノブに設置しているタイプやドアの端に近い位置に設置されているタイプのサムターンだと設置が難しいことがあります。
導入を検討しているスマートロックが自宅の玄関ドアに設置できるかどうか、事前に調べておく必要があります。
Part4. スマートロックのタイプ及び選び方
スマートロックにはさまざまなタイプがあるので、ライフスタイルに合う使い勝手のいいスマートロックを選ぶことが大切です。施解錠の方法から見たタイプと選び方について紹介します。
スマートフォンタイプ
スマートフォンで暗証番号入力などによって施解錠を行います。操作しやすく常に手元にあるので臨機応変に対応できますが、充電が切れて操作できなくなる場合を想定しておく必要があります。外出先から施解錠をしたい人におすすめです。
ハンズフリータイプ
登録済みのスマートフォンを持って近づくだけで施解錠ができます。スマートフォンはバッグに入れたままで感知されるため、両手に荷物を持っていたり子どもを抱っこしたりしていてもスムーズに出入りできますが、通信状況が悪いとスマートフォンを取り出して操作することになります。小さな子どもやペットがいる人におすすめです。
マルチデバイスタイプ
スマートフォンに加えてカードキーやリモコンキーなど複数のデバイスで施解錠を行います。スマートフォンを持たない子どもや、スマートフォンの操作に慣れていないお年寄りがいる場合におすすめです。
生体認証タイプ
指紋認証や顔認証などのシステムを利用して施解錠を行います。導入コストはやや高めですが、セキュリティレベルが高いので防犯性を重視したい人におすすめです。
暗証番号タイプ
玄関ドアの外に設置した端末に暗証番号を入力して施解錠を行います。スマートフォンなどのデバイスは不要で通信環境の影響を受けないので、スマートフォンの操作に不慣れなお年寄り世帯におすすめです。
Part5. スマートロックを導入するならSwitchBotがおすすめ
SwitchBotスマートロックは、スマートフォンのウィジェットだけでなく、音声コントロールやAppleWatch・アプリ・遠隔操作など8種類の施解錠方法を選べます。パスワード入力や指紋認証で解錠できる指紋認証パッドを追加すれば、スマートフォンの取り出しも不要。子育て世帯やさまざまな年代の家族が同居する三世代世帯におすすめです。
低消費電力設計のためリチウム電池2本で約180日使用できます。電池残量が20%以下になると赤いランプで電池交換のタイミングを通知するので電池切れの心配がありません。そのほか、銀行レベルの高いセキュリティ能力を誇るAES-128暗号化機能や多段階の施錠保護、オートロック機能など家族の安全をしっかり守りながら快適に使える機能も充実しています。
設置は3M両面テープでサムターンに貼り付ける方法で簡単です。設置後にスマートフォンの設定を行うだけですぐ使えます。3つのサイズ展開があるサムターンアダプターと、設置硬度を調整できる土台を組み合わせることでさまざまなタイプの鍵に対応可能です。
Part6. よくある質問
スマートロックについてお客様からよくいただく質問の回答をまとめました。導入を検討中の人は参考にしてください。
Q1.スマートロックは鍵でも開けられるの?
開けられます。万が一スマートロックが電池切れになったり、通信状況が不安定になったりした場合でも物理キーを使って解錠可能です。
Q2.スマートロックは工事が必要でしょうか?
必要ありません。従来の玄関の鍵にスマートロックを3M両面テープで貼り付けるだけで設置完了です。
Q3.オートロックとスマートロックの違いは何ですか?
オートロックは解錠したドアを閉めると自動で施錠するシステムのことです。スマートロックは基本的にスマートフォンなどのデバイスやカードキーなどを手動で操作して施解錠を行います。スマートロックシステムの機能の一部としてオートロックが使えるという関係性です。
最後に
鍵のない生活が実現できるスマートロックは、社会的な防犯意識の高まりから防犯性の高さも注目されています。多くのメーカーからさまざまなタイプのスマートロックが販売されている中で、家族構成やライフスタイルに合う機能が搭載されているかをしっかり比較検討して選ぶことが大切です。
この記事を参考に、スマートロックのメリットデメリットを把握した上でスマートロックの導入を検討してみてくださいね。
人気記事
SwitchBotの使い方及び人気機種一覧 | アレクサとの連携方法もご紹介!
SwitchBotドアロックセット
鍵が自由になる生活へ