【2025年版】ドアホン交換は工事不要のものを!おすすめ機種・自分でできる取り付け方法を解説
自宅のドアホンを新しいものに交換したいけれど、なるべく工事費用はかけたくないと考えていないでしょうか。ドアホン本体を安く入手できても、工事が高額になり、予算オーバーするケースも少なくありません。
そこでこの記事では、工事不要で手軽に交換できるおすすめのドアホンを紹介します。工事が必要なタイプとの違いや選び方、自分で交換する方法も紹介しているので、費用を抑える参考にしてみてください。
目次
工事不要のドアホンとは?
工事不要のドアホンとは、配線工事や電動ドライバーによる穴あけが不要なワイヤレス・電池(またはUSB充電)式の製品です。電気工事や壁に穴あけできない賃貸住宅でも導入可能な点がメリットであり、屋外と屋内を電線でつなぐ工事の必要がありません。
なぜ工事不要?電池式・ワイヤレス式の仕組み
工事不要のドアホンは、次の仕組みでつくられているため、電源工事・配線工事をしなくてもすぐに使えます。
- 内蔵バッテリーや乾電池で動作する「電池式」
- 無線Wi-Fiで接続できる「ワイヤレス通信」
ドアホン本体が電池式で稼働すること、またドアホンの映像を見るためのモニターをWi-Fiで接続できるため、優先ケーブルを通す必要がありません。また近年では、Bluetoothを通じてスマートフォンをモニター代わりにできる製品なども登場しています。
工事が必要なタイプとの違い
ドアホン製品は、工事が必要なものと不要なもので、性能や自由度、コストに次のような違いがあります。
項目 | 工事不要タイプ(無線) | 工事必要タイプ(有線) |
---|---|---|
設置の手軽さ | ◎(DIY可能) | △(業者手配が必要) |
初期費用 | 低め(1万〜2万円) | 高め(工賃+機器代で5万〜10万円以上) |
通信の安定性 | ○(障害物にやや弱い) | ◎(干渉なしで安定) |
録画・スマホ連携 | ○(対応モデルあり) | ◎(多機能モデル多数) |
賃貸導入 | ◎(原状回復可能) | ×(壁に穴あけ等不可) |
上表より、工事が必要なモデルは住宅購入時の標準設備や防犯性を高めたい戸建てに向いていますが、後付けや賃貸では「工事不要型」の方が柔軟でコスパに優れています。
比較表付き|工事不要で使えるおすすめドアホン5選【2025年版】
2025年の最新モデルから厳選した「工事不要で使える」おすすめドアホン5機種を紹介します。
製品名 | SwitchBot スマートビデオドアベル | パナソニック VL-SGD10L | アイホン WL-11 | ELPA DHS-TMP2320 | TP-Link Tapo D210 |
---|---|---|---|---|---|
特長 | スマホでどこでも対応 | 定番の安心モデル | 賃貸対応・高画質カメラ | 安価でシンプル | スマホ連携特化 |
価格(税込) | 18,980円 | 21,780円 | 12,000円程度(参考価格) | 25,900円 | 9,643円 |
電源 | USB-C充電 | 単四電池 | 単三電池 | 単三電池 | USB充電 |
通信方式 | Wi-Fi | ワイヤレス | ワイヤレス | ワイヤレス | Wi-Fi |
録画機能 | ◎クラウド保存可 | △静止画のみ | ◎動画録画対応 | × | 〇 |
スマホ連携 | ◎対応(アプリ) | × | × | × | ◎特化 |
設置方法 | 両面テープ・専用ホルダー | 壁掛け・両面テープ | 壁掛け・両面テープ | 両面テープ | 両面テープ |
【SwitchBot】スマートテレビドアホン|どこでも来客対応
SwitchBotの「スマートテレビドアホン」は、玄関子機に直接貼るだけで簡単に交換できるお手軽なドアホンです。
SwitchBotのアプリを介して、家族みんなでドアホンのモニターをチェック・対応できます。また専用モニターも付属しており、置き型としての利用も可能です。


【おすすめの人】
- ドアホンをスマホで管理したい人
- 防犯意識の高い単身世帯や共働き世帯
価格(税込) | 18,980円 |
---|---|
解像度 | 2,304×1,296 |
電源 | USB-C |
通信方法 | Wi-Fi |
録画機能 | 〇 |
スマホ連携 | 〇 |
設置方法 | 両面テープ(ボルト固定も可能) |
加えて、SwitchBotロックシリーズと連携すれば、ドアホンモニターのボタンを押すだけで玄関ロックを解錠できるといったスマート化にも対応できます。
【パナソニック】ワイヤレステレビドアホン VL-SGD10L|選びやすい定番モデル
パナソニックの「VL-SGD10L」は、信頼性の高いパナソニック製で、初めてでも安心して導入できるロングセラーモデルのドアホンです。
電池駆動で使える手軽な製品であり、室内モニターはスタンド付きなので、置くだけ設置できます。
【おすすめの人】
- 信頼メーカーの製品を選びたい
- 細かい機能にこだわりがない
価格(税込) | 21,780円 |
---|---|
電源 | 電池(単四電池6本) |
通信方法 | Wi-Fi |
録画機能 | 〇 |
スマホ連携 | × |
設置方法 | 両面テープ |
【アイホン】WL-11|賃貸に人気のカメラ付きワイヤレス機種
アイホンの「WL-11」は、留守中も安心の自動録画に対応したドアホンです。シンプルな機能だけ搭載されているため、使いやすいモデルとして人気を集めています。
SDカードを挿入すれば、最大100件の録画が可能であり、ドアホンは単三電池6本で約2年間使い続けられます。
【おすすめの人】
- 年配世帯やシンプルな機能で十分な家庭
- 電池式のドアホンを探している人
価格(税込) | 12,000円程度(参考価格) |
---|---|
電源 | 電池式(単三電池6本) |
通信方法 | ワイヤレス |
録画機能 | 〇 |
スマホ連携 | × |
設置方法 | 両面テープ |
【ELPA】DHS-TMP2320|最大6つの子機を連携できる
ELPAの「DHS-TMP2320」は、ホームセンターなどでも取り扱われているお手頃価格なドアホンです。
増設も可能であり、最大6台まで室内子機を増やせるため、2階や別室でも来客対応できるようになります
【おすすめの人】
- 身近な場所で製品を購入したい人
- 自宅のいろんな場所に子機を設置したい人
価格(税込) | 25,900円 |
---|---|
電源 | 電池式(単三電池4本) |
通信方法 | ワイヤレス |
録画機能 | 〇 |
スマホ連携 | 〇 |
設置方法 | 両面テープ |
【TP-Link】Tapo D210|子機2台対応モデル
TP-Linkの「Tapo D210」は、スマホ連携に特化した工事不要のドアホンです。
モニターはなく、スマホ連携でのみ映像確認と応答ができます。Google Homeやalexaにも対応しているため、室内モニターが必要ありません。
【おすすめの人】
- スマホ連携を目的としている人
- 屋内にモニターを置きたくない人
価格(税込) | 9,643円 |
---|---|
電源 | USB |
通信方法 | Wi-Fi |
録画機能 | 〇 |
スマホ連携 | 〇 |
設置方法 | 両面テープ |
賃貸でも使える!工事不要ドアホンの選び方
賃貸住宅や一戸建ての後付けとしてドアホンを交換するなら「工事不要タイプ」のなかでも壁を傷つけず、電源や配線がいらないモデルを選ぶことが重要です。
以下より、失敗しないドアホン選びのポイントを紹介します。
【選び方1】配線工事が不要な「ワイヤレス式」を選ぶ
ドアホン選びで失敗しないためには、「ワイヤレス通信対応」のモデルを選ぶことが重要です。
ワイヤレス式は、玄関のカメラ子機と室内のモニター親機が無線で接続されるため、壁や床を傷つける配線工事が不要となります。
また、Wi-Fiや専用電波を使うタイプは、通信距離が長く、アパートやマンションの上下階・玄関からリビングまででも安定して使えるように設計されているため、設置の自由度が高く、配線トラブルの心配も不要です。
【選び方2】取り付け跡が残らない「壁に穴を開けない設置法」を確認する
賃貸住宅や一戸建ての外壁を傷つけたくない方は、「壁に穴を開けない取り付け方ができるか」を事前に確認しましょう。
たとえば、両面テープ式やマグネット式の取り付けに対応したモデルなら、原状回復が求められる物件でも安心して使えます。
設置方法 | 工具 | 跡残り | 特徴 |
---|---|---|---|
両面テープ | 不要 | 少ない | 玄関ドア・壁に貼るだけ |
マグネット | 不要 | ほぼゼロ | 金属ドアなら取付簡単 |
挟み込みホルダー | 不要 | 完全ゼロ | ドア上部に差し込む |
ビス留め | 必要 | 大 | 賃貸ではNGなケース多数 |
また最近では「ドアに挟むだけ」の専用ホルダーなど、工具不要の設置方法も登場しているため、上表を参考にしつつ製品を選んでみてください。
【選び方3】電池式・USB充電式など「コンセント不要タイプ」を選ぶ
コンセントが玄関近くにない家や賃貸物件は、「電池式」「USB充電式」のドアホンを選ぶことが重要です。
通常のドアホンはAC電源に接続する必要がありますが、電源コンセントが遠い場所にある場合、延長コードの取り回しや穴あけ工事が必要になることも少なくありません。
電源方式 | 特徴 | メリット | 注意点 |
---|---|---|---|
電池式 | 単三/単四乾電池で駆動 | 工事・配線一切不要 | 定期的な電池交換が必要 |
USB充電式 | 内蔵バッテリーを充電 | 充電で長期間稼働 | 本体の取り外しが必要な場合あり |
AC電源式 | コンセント接続 | 電池切れの心配なし | コンセントの位置に依存・工事が必要な場合も |
対して、電池式やUSB充電式なら、完全に配線不要で、場所を選ばず設置できます。半年以上持続する長寿命モデルも登場しているため、可能であれば寿命の長いものを選びましょう。


ドアホンを工事不要で自分で交換する方法
工事不要のドアホンは、専門業者に依頼せずに自分で取り付け・交換が可能です。必要な道具も少なく、DIY初心者でもスムーズに作業できます。
ここでは、はじめてドアホンの取り付けをする人向けに、DIYの準備や手順についてまとめました。
準備するもの(ドライバー・両面テープ・電池など)
工事不要のドアホンを自分で取り付ける際には、最低限の道具だけ準備すればOKです。DIY初心者でも、以下のような身近なアイテムがあればすぐに始められます。
- 両面テープ(強力タイプ)※製品に付属している場合あり
- ドライバー
- 電池(乾電池 or ボタン電池)
- USB充電ケーブル
- アルコールシート
- スマートフォン
ワイヤレス式ドアホンは、有線のような電源や通信ケーブルを必要としないため、設置作業が非常にシンプルです。製品に付属していないものもあるので、事前に必要な道具を揃えておくことで、設置作業がスムーズに進みます。
取り外し〜新設の手順
工事不要のドアホンは、正しい手順を踏めば誰でもスムーズに「取り外し~新設」まで作業できます。
- 古いインターホンの確認・取り外し
・電源の有無を確認(AC電源が来ている場合はブレーカーOFFに)
・ドライバーでカバーと本体を外す
・壁からの配線が露出していれば絶縁処理を行う(有資格者に相談推奨) - 新しいドアホンの準備
・電池または充電済みバッテリーを装着
・設置場所のホコリや油分を除去(アルコールシート推奨)
・両面テープやホルダーで仮止め位置を調整 - 子機の設置と親機の設定
・ドアに固定、もしくは玄関脇の壁に貼り付け
・室内親機の電源ON(USB/乾電池/AC接続)
・必要に応じてスマホアプリを設定(Wi-Fi接続や通知テスト)

設置後は、実際に呼び出し・通話・映像が正常に動作するかをテストし、問題がなければ完了です。慣れていない方でも、マニュアル通りに進めれば30〜60分で設置できるでしょう。
工事不要のドアホン交換に関するよくある質問【FAQ】
工事不要のドアホンでも録画できる?
最近の工事不要型ドアホンの多くは録画機能付きです。来訪者の映像をクラウドやSDカードに自動保存できるほか、動体検知やタイムスタンプ付き録画に対応しているモデルが多く、防犯対策としても十分に機能します。ただし、録画容量や保存日数は機種によって異なるため、購入前に確認しておくと安心です。
ワイヤレスでも電波は安定している?
現在のワイヤレスドアホンは、広い距離でも電波が安定した2.4GHz帯や独自の通信プロトコルを採用しています。そのため、通常の戸建て・マンションであれば通信はおおむね安定します。ただし、鉄筋コンクリート構造やWi-Fi干渉が多い環境では稀に電波が届きにくくなるケースもあります。
インターホンの子機が2台欲しい場合は?
ドアホンの製品によっては、2台以上の子機に対応しているモデルもあります。特に、スマートドアホンの場合は、スマートフォンやタブレットを子機代わりに使えるため、端末ごとに通知を受け取れるのも便利なポイントです。家族全員で使いたい場合にも対応しやすい設計となっています。
最後に
工事不要のドアホンは、誰でも手軽に取り付けられ、防犯性や生活の快適さを向上できる便利な製品です。
そのなかでも手軽に購入できるほか、DIY初心者でもすぐに使える工事不要のドアホンをお探しなら、SwitchBotのスマートテレビドアホンをおすすめします。

スマホアプリと接続することにより、自宅の好きな場所、また屋外から応答できるのが魅力です。製品選びに迷っている方は、ぜひ候補に加えてみてください。