犬や猫の熱中症サイン!症状チェック・応急処置から予防策まで解説


「うちの子、もしかして熱中症かも…」という不安を抱えている方や、夏の暑さに備えたい方もいるのではないでしょうか?熱中症は命に関わりますが、正しい知識と対策で防げる症状です。
この記事では、犬と猫の症状の見分け方から対処法、今日からできる具体的な予防策までを解説します。大切な家族の命を守るためにも、ぜひご一読ください。
目次
1、犬の熱中症サイン|症状チェックリスト
ここでは症状を軽度から重度までの3段階に分け、チェックリスト形式で紹介します。愛犬の様子と照らし合わせ、すぐに行動しましょう。
- 軽度:よだれが多く呼吸が激しい
- 中度:ぐったりして動かない
- 重度:意識不明や嘔吐・下痢が起きる
軽度:よだれが多く呼吸が激しい
以下のように、普段と違う呼吸の速さや多量のよだれは、熱中症の始まりを示すサインです。
- パンティング(ハッハッと激しく口呼吸すること)をしている
- 心拍数が早い
- 体を触ると熱い
- 口の中や舌の色が赤い
- 動きたがらない
速やかに涼しい場所へ移動させ、体を冷やすなどの応急処置をしましょう。
中度:ぐったりして動かない
熱中症が中度まで進行すると、犬は次のような状態になります。
- ぐったりしている
- 口の中や目が充血している
- ボーっと1点を見つめたまま動かない
- 力が入らずフラフラと歩行する
体を冷やす応急処置をしながら、急いで動物病院へ連れて行く準備をしましょう。
重度:意識不明や嘔吐・下痢が起きる
重度の熱中症では、下記のとおり極めて危険な症状が現れます。
- 嘔吐や下痢がある
- ぐったりしている
- チアノーゼ(口の中や舌の色が青紫色)になる
- 意識が消失している
- 発作症状がある
- 口や鼻、肛門からの出血がある
応急処置を続けながら、動物病院へ駆け込んで獣医師の診察を受けましょう。


2、猫の熱中症サイン|症状チェックリスト
猫特有の症状を重症度別に分け、危険度を判断できるチェックリストを紹介します。愛猫の小さな変化に気づき、命を守りましょう。
- 軽度:元気や食欲がない
- 中度:嘔吐・下痢・震えが起きる
- 重度:けいれんや意識不明になる
軽度:元気や食欲がない
猫の熱中症の初期症状では、下記のように普段とのわずかな違いが現れます。
- 元気や食欲がない
- 体が熱い
- 口を開けてハアハアと呼吸している
- よだれを垂らす
涼しい環境へ猫を移してあげて、水分補給を促すなどの対策をしましょう。
中度:嘔吐・下痢・震えが起きる
熱中症が中度に進行した猫には、より明確な異常サインが見られます。
- 嘔吐や下痢をしている
- フラフラしている
- 震えがある
- きちんと歩けない
- フラフラしている
このようなサインは、猫自身が体をコントロールできなくなりつつある危険な状態です。
重度:けいれんや意識不明になる
以下の状態になった場合、ただちに動物病院での治療を受けさせましょう。
- けいれんしている
- 意識が消失する
- 口の中の粘膜や舌の色が青紫色になる
- 41℃などの高熱が出る
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3、犬が熱中症になったらやるべき応急処置とNG対応
愛犬を動物病院へ連れていく間にやるべき正しい手順と、NG対応を解説します。
- 日陰や室内など涼しい場所へ移動させる
- 保冷剤で首や脇を冷やして体温を下げる
- 水分補給をさせる
- 扇風機やエアコンで風を送る
日陰や室内など涼しい場所へ移動させる
愛犬に熱中症の疑いが見られたら、ただちに涼しい場所へ移動させましょう。直射日光や高温多湿の環境から離れることで、症状の悪化を食い止めやすくなります。
以下のような場所へ移すのがおすすめです。
- エアコンが効いた涼しい室内
- 風通しのよい日陰
- ひんやりとした玄関のたたき
犬の意識がない場合は、バスタオルなどをハンモックのように使って、複数人でそっと運びましょう。
保冷剤で首や脇を冷やして体温を下げる
犬の体のなかでも首や脇の下、足の付け根を積極的に冷やしてください。太い動脈が体表近くを通っている部位のため、全身の血液を効率よく冷却できます。


出典:警察庁「ペットも熱中症になるんです」
以下が体を冷やす方法です。
- タオルで包んだ保冷剤や氷嚢を当てる
- 水道の常温水をシャワーで全身にゆっくりかけ流す
- 濡らしたタオルで体を包む
氷水をかけると血管が収縮して逆効果になるため、必ず常温の水にしましょう。
水分補給をさせる
犬の意識がはっきりしている場合のみ、水を飲ませてあげましょう。意識が朦朧としているときに水を飲ませると、誤って気管に入り肺炎を起こす危険性があるからです。
次の方法で水分補給をしてみてください。
- 犬が呼びかけに反応する場合、水の器を口元へそっと差し出す
- 自分で飲まない場合、指先に水をつけて舐めさせる程度にする
水分補給は犬の状態を最優先して、安全に行うことが重要です。
扇風機やエアコンで風を送る
うちわや扇風機、エアコンの風を犬の体に送ってあげましょう。濡れた体に風を送ると、水分が蒸発する際の気化熱によって、体の表面から効率よく熱を奪えます。
具体的な方法は下記の通りです。
- 濡れタオルで体を覆った上から、扇風機やうちわで風を送る
- エアコンの風が当たる場所に寝かせてあげる
風が強すぎたり冷やしすぎたりしないよう、ペットの様子を注意深く観察しましょう。


4、猫が熱中症になったらやるべき応急処置とNG対応
猫の体に負担をかけない応急処置の手順と、NG対応を解説します。
- 保冷剤で首や脇を冷やして体温を下げる
- 水分補給をさせる
- 扇風機やエアコンで風を送る
保冷剤で首や脇を冷やして体温を下げる
首や脇の下、後ろ足の付け根など、太い血管が通っている部分を保冷剤で冷やしましょう。シャワーをかけるとパニックになり、余計に猫の体力を消耗させる可能性があります。
以下の方法で体を冷やしてみてください。
- ガーゼや薄手のタオルでくるんだ保冷剤を当てる
- 固く絞った濡れタオルで、全身を包み込むように冷やす
保冷剤を直接皮膚に当てるのは、凍傷の危険があるためやめましょう。
水分補給をさせる
猫の意識がはっきりしている場合のみ、少しずつ水分を補給させてください。弱っている状態で大量の水を飲ませると、嘔吐や誤嚥のリスクがあります。
次のような飲ませ方がおすすめです。
- 新鮮な水をいつでも飲めるように用意する
- 食欲もある場合はウェットフードを少量与える
自力で飲めないくらい弱っている場合は、水を含ませた布やコットンで舌を優しく濡らしてあげる程度にしましょう。
扇風機やエアコンで風を送る
扇風機やエアコンの風を猫に送り、気化熱を利用して体温を下げてあげましょう。体を濡らした後に風を送ることで、猫の体に大きな負担をかけずに熱を奪えます。
扇風機の場合は、次のように風を送ってみてください。
- 少し離れた場所からそよ風を送る
- 壁に風を当てて室内の空気を循環させる
エアコンの効いた涼しい部屋に寝かせ、室温自体を快適に保つのが効果的です。


5、犬や猫を熱中症から守る!今日からできる予防策
飼い主の少しの工夫で、愛犬・愛猫の命を守れます。ここでは今日からできる具体的な予防策を、室内と屋外のシーン別に紹介します。
- 室内|エアコンで室温を23〜26℃に保つ
- 室内|サーキュレーターで部屋中を涼しくする
- 室内|複数のクールスポットを用意する
- 屋外|散歩は早朝や夜の涼しい時間帯に行う
- 屋外|こまめな水分補給と休憩をする
- 屋外|短時間でも絶対に車内に放置しない
室内|エアコンで室温を23〜26℃に保つ
夏場の熱中症予防の基本は、飼い主の在宅・留守中を問わず、エアコンで快適な室温を保つことです。締め切った室内は、外気温以上に温度と湿度が上昇し、ペットにとって危険な環境となります。
以下が一般的な室温と湿度の目安です。
- 室温:23〜26℃
- 湿度:50〜60%
短頭種や長毛種、子犬・子猫や高齢のペットがいる場合は、様子を見ながら最適な温度に調整しましょう。
真夏にエアコンをより快適に使うなら、対応家電を1台でコントロールできる「SwitchBot ハブ3」がおすすめです。


AIが時間帯や生活シーンに応じて、理想的な室温をキープしてくれます。猛暑日に飼い主が不在のときでも、ペットにとって常に快適な環境を維持しやすくなるでしょう。
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声で操作できるのが本当に楽です!
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「帰宅前にエアコン+サーキュレーターをONして、家に着いたら涼しい空間」が叶う…これは本当に便利でした」
室内|サーキュレーターで部屋中を涼しくする
冷たい空気は下に溜まるため、ペットの周辺だけ冷えすぎたり、部屋の隅は暑いままだったりする状況が起こりがちです。サーキュレーターで空気をかき混ぜることで、部屋全体の温度を均一に保ちやすくなります。
壁や天井に向けてサーキュレーターで風を送り、部屋全体の空気を循環させましょう。エアコンの設定温度を下げなくても涼しさを感じられ、電気代の節約にもつながります。
電気代を節約しつつ、ひんやり涼しい部屋をキープしたいなら、「SwitchBot スマートサーキュレーター」の活用がおすすめです。パワフルな送風力で、30畳の広いリビングも約10分で涼しくすることが可能です。


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また2歳の子どもがいるのですが、チャイルドロックもかけれて、かつガードの隙間が細かいため子どもの指も中に入らないような作りでした。」
大切なペットが熱中症にならない、快適で安全な環境を作れますので、ぜひ以下から詳細をご覧ください。
室内|複数のクールスポットを用意する
ペットが自分の意思で体を冷やせるよう、家の中に複数のクールスポットを用意してあげましょう。複数用意することで、ペットが体調や気分に合わせて一番心地よいと感じる場所を選べます。
下記のようなクールスポットがあります。
- クールマット
- アルミプレート
- 大理石の板
とくに長時間家を空ける場合は、このような工夫が熱中症予防に効果的です。
屋外|散歩は早朝や夜の涼しい時間帯に行う
夏の犬の散歩は、気温が低く地面の熱も冷めている早朝か夜間に行いましょう。夏のアスファルトの表面温度は50~60℃以上に達することもあり、肉球に深刻な火傷を負わせる恐れもあります。
そのため、散歩に出かける前に、飼い主自身が手の甲で5秒間地面を触り、熱さを確認しましょう。夕方は日差しが弱まっても、アスファルトに日中の熱が残っていることが多いので、油断は禁物です。
屋外|こまめな水分補給と休憩をする
犬は興奮すると、喉の渇きを感じにくくなるケースがあります。飼い主が意識的に水分補給の機会を作り、下記を実施しましょう。
- ペットボトルに入れた新鮮な水と、飲み水用の皿を持ち歩く
- 5分から10分おきに立ち止まって休憩し、水を飲むように促す
日陰を選んで歩きながら、犬のペースに合わせて無理のない範囲で散歩を楽しむことが大切です。
屋外|短時間でも絶対に車内に放置しない
夏場は短時間であっても、絶対にペットを車内に放置してはいけません。日本自動車連盟の調査によると、外気温が30℃でエンジンを停止した場合、わずか30分で45℃まで車内温度が上がることがわかりました。


出典:一般社団法人 日本自動車連盟「[Q]晴天下(炎天下)のクルマの室内はどのくらい温度が高くなりますか? 夏編」
エアコンを付けていても、エンジントラブルなどで停止するリスクがあります。コンビニでの短い買い物やサービスエリアでの休憩であっても、ペットを車内に残すのはやめましょう。
6、熱中症になりやすい犬や猫の特徴
以下のような種類の犬や猫は、熱中症になりやすい傾向があります。
項目 | 特徴 |
---|---|
犬種 | フレンチ・ブルドッグ、パグ、シーズー、ゴールデンレトリバー、シベリアンハスキーなど |
猫種 | ペルシャ猫、エキゾチックショートヘア、ヒマラヤン、ノルウェージャンフォレストキャットなど |
年齢 | 子犬・子猫、高齢の犬・猫 |
体型・体重 | 肥満気味 |
健康状態 | 心臓病や呼吸器系の持病がある |
毛の色 | 黒など色が濃い |
たとえば、フレンチ・ブルドッグなどの短頭種は、鼻が短く気道が狭いため、呼吸による体温調節が苦手です。
もしペットが上記の特徴に当てはまる場合は、室温管理や散歩の時間帯などに気を配り、万全の対策を心がけましょう。
7、愛犬・愛猫の熱中症を防いで安全に夏を乗り切ろう
犬猫を熱中症から守るには、サインを早く発見して適切な処置を施すことや、日頃の予防策を徹底することが大切です。
熱中症は重症化すると危険ですが、飼い主の注意や工夫によって防ぎやすい症状です。室内環境の整備から屋外での過ごし方まで、一つひとつの対策が愛するペットの健康につながります。
ペットが多くの時間を過ごす室内環境をより安全に保つなら、SwitchBotの製品がおすすめです。
たとえば「SwitchBot ハブ3」は、あらかじめ設定した温度や湿度を超えると、本体やスマートフォンに通知がきます。ペットにとっての適温をキープして、熱中症を防げるのが強みです。


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