サーキュレーターとエアコンの最適な置き方を解説!冷暖房効果アップのコツ
エアコンの冷暖房効率を高め、電気代の節約にもつながる家電製品として注目されているのがサーキュレーターです。
しかし、ただエアコンと併用するだけでは十分な効果が得られません。大切なのは季節や目的、空間に応じて「どこに・どう向けて設置するか」です。
本記事では、冷房・暖房・ロフト付きといった具体的なシーン別に、サーキュレーターの最適な置き場所と風の向きを解説します。節約のポイントもわかりますので、ぜひ最後までご一読ください。
目次
エアコンとサーキュレーターの併用で電気代節約になる
エアコンとサーキュレーターの併用で電気代節約になります。それぞれの電気代を下表にまとめましたので、ご覧ください。
- | 消費電力 | 電気代(1時間あたり) | 電気代(1日8時間つけた場合) |
---|---|---|---|
エアコン | 約105~4,000W | 約55円 | 約440円 |
サーキュレーター | 約25W | 約0.7~0.8円 | 約5.6~6.4円 |
機種にもよりますが、サーキュレーターはエアコンと比べて省エネで、1日あたり約430円安く済む場合もあります。
また、環境省の調査によると、エアコンの設定温度を1度上げただけで、消費電力量を以下の通り削減できることがわかりました。
・冷房時:約13%削減
・暖房時:約10%削減
引用:環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査 家庭のエネルギー事情を知る」
つまり「冷房26度のみ」よりも、「冷房28度+サーキュレーター」のほうが消費電力が抑えられ、冷房の節電になります。
👉サーキュレーターと扇風機の違いを知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
サーキュレーターと扇風機の違いとは?電気代はどれくらい変わるの?おすすめの活用方法も解説
【エアコンあり】サーキュレーターのおすすめの置き場所と向き
サーキュレーターを有効に使うためには、設置場所や送風の方向を状況に応じて調整することがポイントです。ここでは下記5つのケースに分けて、それぞれの最適な設置方法を紹介します。
- 夏に冷房と併用する場合:サーキュレーターをエアコンの真下に置く
- 冬に暖房と併用する場合:サーキュレーターを部屋の中央に置く
- ロフトがある部屋の場合:2台のサーキュレーターで風向きを変える
- エアコン1台を2部屋で使う場合:サーキュレーターの向きを変える
- 室内を換気する場合:窓の有無でサーキュレーターの位置を変える
夏に冷房と併用する場合:サーキュレーターをエアコンの真下に置く
夏の冷房運転中に、部屋の一部、特に足元しか冷えないと感じることはありませんか?これは冷気が空気より重く、床付近に溜まりやすい性質によるものです。改善するために、次のような配置を試してみてください。
- エアコンの真下にサーキュレーターを置く
- 背面をエアコンの吹き出し口に向ける
- サーキュレーターの風が、床と並行になるように調整する

冷たい空気が効率よく部屋中に広がるので、温度のムラを解消しつつ節電につながります。また、天井から暖かい空気が下がってくるのを抑えるため、より安定した室温を保ちやすいです。
冬に暖房と併用する場合:サーキュレーターを部屋の中央に置く
冬場は、エアコンの暖房によって暖められた空気が天井付近に集まり、足元がなかなか暖まらないケースがあります。温度差を解消して暖房効率を高めるには、空気を上下にかき混ぜる流れを作ることが重要です。
- 部屋の中央にサーキュレーターを置く
- 真上の天井に向けて送風する

天井にたまった暖気を床付近の冷気と混ぜることで、室内全体の温度差を小さくできます。足元までしっかりと暖かくなるので、暖房の効率アップにもつながるでしょう。
なお、暖房運転中にエアコンの真下、かつ上向きにサーキュレーターを置くのは逆効果です。暖かい空気が天井にばかり集まってしまい、部屋全体に行き渡りません。
ロフトがある部屋の場合:2台のサーキュレーターで風向きを変える
特に夏場はロフト部分に熱がこもりやすく、温度が不快に感じやすくなります。このような構造の空間では、2台のサーキュレーターを使うと効果的です。
- 1台目:エアコンのある階に設置し、ロフトへ向けて送風する
- 2台目:ロフト内に設置し、やや上向きに送風する
下の階から送り出された冷気がロフトにも届きやすくなり、上層にこもった熱気と混ざり合って空気が循環します。室内全体の温度が均一に近づくので、快適な環境を保ちやすいのがメリットです。
エアコン1台を2部屋で使う場合:サーキュレーターの向きを変える
エアコンが設置されていない部屋でも、サーキュレーターによって、空調の効いた部屋から冷気や暖気を送り込めます。
冷房を使用している場合は、エアコンのある部屋にサーキュレーターを設置し、隣の部屋に向けて風を送るように調整しましょう。
暖房使用時には、温かい空気が天井付近にたまりやすいため、エアコンのある部屋の中心にサーキュレーターを配置します。真上に向かって風を送ることで、暖気を効率よく2部屋に循環させることが可能です。
室内を換気する場合:窓の有無でサーキュレーターの位置を変える
湿気の多い梅雨の時期になると、じめじめした空気が気になる方も多いのではないでしょうか?サーキュレーターはエアコンの冷暖房の補助だけではなく、換気にも活用できます。部屋に窓があるかどうかによって設置方法が異なりますので、下記を参考にしてみてください。
窓がある部屋の場合
- 窓を開けてサーキュレーターを窓際に置く
- 外に向けて送風する
窓がない部屋の場合
- ドアを全開にする
- ドアに近い位置にサーキュレーターを置く
- 廊下側へ向けて送風する
窓のある部屋では、上記の方法でこもった空気を外に押し出し、新鮮な外気と入れ替えられます。窓がない場合でも室内の空気を廊下側に逃がしつつ、新しい空気を取り込んで換気することが可能です。部屋干しだと衣類の臭いが気になりやすい梅雨でも、エアコンとサーキュレーターの活用で生乾き臭を抑えやすくなります。
👉他にも「洗濯物を乾かしたい」「加湿器の効果を高めたい」という方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
サーキュレーターのケースごとの効率的な使い方を徹底解説
【エアコンなし】サーキュレーターのおすすめの置き場所と向き
エアコンなしでも、サーキュレーターを上手に使えば夏冬を乗り切る助けになります。サーキュレーターの置き方を次の2パターン紹介しますので、順に見ていきましょう。
- 窓際に置いて外に風を送る
- 扇風機のように自分に向ける
窓際に置いて外に風を送る
エアコンがなく暑い部屋では、下記のようにサーキュレーターで風の通り道を作り出しましょう。
- 窓を開ける
- サーキュレーターを窓辺に置く
- 外に向けて送風する

室内にこもった熱気を外に逃がし、涼しい空気を取り込む効果が期待できます。窓が1つしかなくても、上記の方法で空気の流れを作れば、室温を下げやすい点がメリットです。
換気もできるため、室内の臭いやホコリが気になるときや、ウイルス対策をしたい場合にもおすすめの方法と言えます。
扇風機のように自分に向ける
サーキュレーター本来の用途は空気循環ですが、エアコンなしの環境では扇風機代わりにもなります。自分の体に直接風が当たるよう角度を調整し、弱〜中の風量で運転すれば心地よい涼感を得やすいです。
ただし、強い風を長時間当て続けるのは避けましょう。直接風に当たり続けると、体内の水分が奪われて脱水症状になる恐れもあります。次のように、風が一点に集中しないようにするのがポイントです。
- 首振りやタイマー機能を活用する
- サーキュレーターを壁に向けて間接的に風を受ける
特に蒸し暑い夜は、冷感寝具とサーキュレーターを併用すると体感温度を下げやすくなります。
エアコンとサーキュレーターの併用で節約する2つのポイント
エアコンとサーキュレーターを上手に併用すれば、快適さだけではなく電気代の節約にもつながります。以下の2点に気を付けて活用しましょう。
- 月1〜2回はエアコンのフィルターを掃除する
- サーキュレーターのタイマーを設定する
月1〜2回はエアコンのフィルターを掃除する
エアコンのフィルターがホコリで目詰まりしていると、冷暖房効率が大きく低下して余計な電力を消費します。
実際、ダイキン工業株式会社の調査によれば、「3年分のホコリがたまったフィルターを掃除すると、消費電気量を48.9%削減できる」ことがわかりました。
また、経済産業省・資源エネルギー庁の「無理のない省エネ節約」でも、「フィルター掃除を月1〜2回行うだけで年間約990円の電気代節約になる」と試算しています。エアコン使用シーズン中はこまめにフィルターを清掃し、エアコン本来の効率を維持しましょう。

サーキュレーターのタイマーを設定する
サーキュレーターをつけっぱなしにしておくと、不要な電力を消費してしまいます。サーキュレーターのタイマー機能を活用し、自動停止の時間を設定しましょう。タイマー機能搭載モデルなら一定時間後に自動でオフになるため、消し忘れによる無駄を防げます。
就寝時にタイマーを1~2時間に設定しておけば、寝つくまでの間だけ空気を循環させて自動で停止するため、電気代の節約が可能です。
エアコンと併用する場合も、部屋が十分に快適になったタイミングでサーキュレーターを止めるなど、メリハリのある使い方がしやすくなります。
エアコンとの併用に適したサーキュレーターの選び方
エアコンと一緒に使うサーキュレーターを選ぶ際は、以下のポイントに注目しましょう。
- 動作音が気にならないか
- 部屋の広さに合った風量が出るか
- 必要な機能があるか(タイマー機能、首振り機能、リモコン操作機能など)
- お手入れがしやすいか
- 持ち運びやすいか
- インテリアにマッチするデザインか
サーキュレーターの動作音は40dB以下が快適で、寝室なら20〜30dBの静音タイプがおすすめです。3段階以上の風量調節機能がある製品なら、部屋の広さに応じて細かく調整できます。
また「キッチンが暑くて料理しにくい」「お風呂上りに浴室で使いたい」という方におすすめなのが、コンセントがなくても使えるバッテリー内蔵タイプです。自由に持ち運べて扇風機代わりに使えるので、毎日をより快適に過ごしやすくなります。
エアコンとの併用なら「SwitchBot スマートサーキュレーター」がおすすめ
エアコンと併用して電気代節約におすすめなサーキュレーターが、「SwitchBot スマートサーキュレーター」です。
SwitchBot スマートサーキュレーターは、省エネ・静音・高性能を兼ね備えた1台で、日常の快適さをぐっと高めてくれます。1日8時間使っても、電気代は約5.9円で経済的です。温度を1度上げたエアコンと併用すれば、エアコン単体に比べて約13%以上の節電になります。

動作音が静かなので、睡眠中や在宅ワーク中も気にならず、集中やリラックスを妨げません。直径23cmの大型羽根でパワフルに送風し、30畳の部屋を10分で約2度下げられるスピードも魅力です。さらにコードレスのため、換気したい場所やコンセントのない部屋でも活躍してくれます。
【購入者の口コミ】
作動しているのがわからないぐらい想像以上に静かなのに驚きました。エアコンと同時に動作させたりできていろいろ快適になりました。
エアコンの冷気が下に溜まるので、天井との温度差が2〜3℃も違ったので買って正解でした。決めてはコードレスにもなる事、アプリから遠隔操作が可能なところ、掃除はドライバーが必要だけどカバーが外せるのはgood。使い始め音の静かさにびっくりしました。また、満充電でコードレスにして風量1で9時間くらい持ちました。
サーキュレーターで生活を快適にしたい方は、SwitchBotスマートサーキュレーターを検討してみてください。
エアコン×サーキュレーターの上手な置き方で電気代節約へ
エアコンとサーキュレーターを組み合わせれば、冷暖房効率を高めて電気代の節約につながります。サーキュレーターの風向きを工夫し、ロフトや隣の部屋への空気循環や換気にも役立てましょう。エアコンのフィルター清掃を月に1〜2回行い、サーキュレーターのタイマー機能で不要な連続運転を防ぐことも節電のポイントです。
SwitchBotスマートサーキュレーターなら低い消費電力でパワフル送風が可能なうえ、スマホアプリから手軽に操作できて便利です。部屋の居心地をよくしつつ電気代をカットさせたい方は、ぜひこちらから製品の詳細をチェックしてみてください。